ラクチン!アイデア可視化

絵が苦手でも大丈夫!オンラインホワイトボードでアイデアをラクチン整理・共有

Tags: アイデア整理, オンラインツール, ホワイトボード, 無料, グループワーク

グループでの話し合いや、自分の考えをまとめる際に、「アイデアをどう整理したらいいのか」「みんなにうまく共有するにはどうしたらいいのか」と悩んだ経験はありませんか。特に、手書きのメモが増えてしまったり、アイデアを図で表現するのが苦手だったりすると、アイデア整理や共有はさらに難しく感じられるかもしれません。

絵を描かないアイデア可視化のメリット

アイデアを整理したり、他の人と共有したりする際に、必ずしも複雑な絵や図が必要なわけではありません。テキストやシンプルな図形、線を使うだけでも、十分にアイデアを「見える化」できます。そして、オンラインツールを活用すれば、この「絵を描かない」アイデア可視化をより簡単に行うことが可能です。

オンラインツールを使うメリットはいくつかあります。

オンラインホワイトボードを使ったアイデア整理法

絵を描かないアイデア可視化の方法として、オンラインホワイトボードは非常に便利なツールです。ここでは、無料で使える代表的なオンラインホワイトボードツールの一つである「Miro」を例に、その基本的な使い方とアイデア整理への活用方法を紹介します。

Miroは、広大な仮想のホワイトボード上で、付箋やテキスト、図形などを自由に配置できるツールです。ブレインストーミングやワークフローの整理など、様々な用途に利用されますが、絵を描かなくても十分にその機能を発揮できます。

Miro無料版を使ったアイデア可視化の基本

Miroの無料版では、いくつかの制限はあるものの、個人のアイデア整理や、少人数での共同作業には十分な機能が備わっています。

  1. ボードを作成する:
    • Miroに登録(無料)し、新しいボードを作成します。
    • 作成時にテンプレートを選ぶこともできますが、まずはまっさらな「Blank board」から始めても構いません。
  2. アイデアを付箋に書く:
    • 画面左側のツールバーから「Sticky note」(付箋)を選びます。
    • ボード上の好きな場所をクリックすると付箋が作成されます。
    • 一つの付箋には、一つのアイデアやキーワード、短い文章を書き込みます。色分けも可能です。
  3. テキストを追加する:
    • 補足説明や、アイデアのグループ名などを書きたい場合は、ツールバーの「Text」(テキスト)を選び、ボード上に直接入力します。
  4. 図形やコネクターを使う:
    • ツールバーの「Shape」(図形)で四角や丸などのシンプルな図形を追加し、アイデアを囲んだりグループ化したりできます。
    • 「Connection line」(コネクター)を使えば、付箋と付箋、または付箋とテキストなどを線でつなぎ、アイデア同士の関係性を示せます。矢印の向きで流れを示すことも可能です。
  5. アイデアを配置し直す:
    • 書き出した付箋やテキストは、ドラッグ&ドロップで自由に移動できます。アイデアが増えたり、考えが変わったりしても、簡単に配置を入れ替えられます。
    • 関連するアイデアを近くに集めたり、線を引いてグループを明確にしたりと、手書きでは難しい整理整頓が直感的に行えます。
  6. フレーム機能で構造化する:
    • ツールバーの「Frames」を使うと、ボードの一部を区切って「フレーム」として定義できます。
    • このフレームを「章」のように使って、ボード全体をいくつかのセクションに分けて整理すると、より構造的にアイデアを整理できます。プレゼンテーション資料の構成を考える際などにも役立ちます。

グループワークでの活用方法

オンラインホワイトボードは、グループでのアイデア整理・共有に特に威力を発揮します。

オンラインホワイトボードを使えば、全員が同じ「場」を見ながら作業できるため、アイデアの迷子を防ぎ、認識のずれを減らすことにもつながります。絵を描くスキルがなくても、付箋とテキスト、そして簡単な線があれば、十分に活発な議論や効率的な情報整理が可能です。

まとめ

アイデアを可視化する方法は、必ずしも絵を描くことだけではありません。テキストやシンプルな図形を組み合わせたオンラインホワイトボードのようなツールを活用することで、絵を描くのが苦手な方でも、自分の考えを整理したり、グループのメンバーとアイデアを共有したりすることが容易になります。

今回紹介したオンラインホワイトボードは、場所を選ばずに複数人で共同作業ができるなど、手書きにはない多くのメリットがあります。ぜひ、次のアイデア整理やグループワークで、これらのツールを試してみてはいかがでしょうか。あなたのアイデア整理が、よりラクチンになることを願っています。